🏥【NICUママ向け体験談】通院・搾乳・心のケアまで|退院まで乗り越える育児の工夫10選

「小さく産まれた赤ちゃんがNICUに入院になって、毎日通って母乳を届ける日々…」
「抱っこも授乳も自由にできない中で、母親として何ができるんだろう?」
そんな風に、不安と疲れが押し寄せるNICU生活。
私自身、出産予定よりずっと早く赤ちゃんを出産し、2ヶ月近くNICUに通う生活を経験しました。
今回はその経験をもとに、NICUに入院中の赤ちゃんと過ごすママへ向けて、心と体の負担を軽くする10の工夫をご紹介します。
①【搾乳の工夫】NICUに母乳を届けるなら、電動さく乳器が断然おすすめ
NICUの赤ちゃんに「ママの母乳を届けたい!」と思ったときに欠かせないのが搾乳器。
私は、メデラのスイング・マキシ ハンズフリー電動さく乳器を使っていました。
- 両胸同時に搾乳できて時短
- 静かで夜中でも安心
- USB Type-Cでスマホと同じ充電ケーブルが使える
- 母乳がよく出るように設計された“2フェーズモード”搭載
NICU通いで疲れている中、搾乳の時間を短く・快適にしてくれた神アイテムでした。
②【保存&持ち運びの工夫】冷凍保存+保冷バッグで安心管理
搾乳後はすぐに冷凍保存。
NICUでは冷凍母乳を届ける指定があったため、保冷剤を入れた保冷バッグで毎日病院へ届けていました。
最初は使い捨ての母乳フリーザーパックを使っていましたが、母乳量が増えてきたら、自立型の冷凍保存容器に切り替えてラクに。
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③【スケジュール管理】スマホアプリで搾乳&授乳記録を
NICU通いと搾乳の毎日は、想像以上にハード。
私はスマホのリマインダー機能や育児アプリで「搾乳の時間」「届けるタイミング」を記録し、
頭を空っぽにして回せるようにしていました。
おすすめアプリ:
- ぴよログ
- メモアプリ+タイマー(アラーム)併用
④【夜間の工夫】夜中の授乳は搾乳保存で夫と分担
赤ちゃんが退院後も、夜間授乳は続きます。
でも、体力的に吸わせ続けるのはつらい…。
そこで、日中に搾乳した母乳を哺乳びんに入れておき、夜はそれを温めて授乳するスタイルに。
- どれだけ飲んだか分かる
- 時間が短縮できる
- 夫も授乳に参加しやすい!
この方法で、夜の育児を夫婦で分担できるようになり、心も体もラクになりました。
⑤【心のケア①】「あの子と比べない」ことを自分に許す
NICUでは、他の赤ちゃんの成長や退院の様子が目に入ります。
でも、赤ちゃんのペースは一人ひとり違うもの。
私は「比べても意味がない」と心の中で何度も唱え、目の前の我が子の変化に目を向けるようにしていました。
「今日は起きてた」「目を開けてくれた」——小さな喜びを積み重ねて、前を向く日々でした。
⑥【心のケア②】“吐き出す場所”を持つ
- 日記をつける(ぴよログで簡単日記をつけていました)
- SNSで同じ境遇のママを見つける
- 夫、両親、友達や助産師さんなど話せる相手に話す
たとえ「元気に育ってくれているから」と思っても、頑張っている自分の感情は大事にしていい。
私は毎晩3行だけでも日記を書き、モヤモヤを整理する習慣をつけて乗り越えました。
⑦【通院の工夫】NICU通いを“習慣化”で乗り越える
通院が長期間にわたると、「いつまでこの生活が続くの?」としんどくなることも。
そんなときは、ルーティン化がカギでした。
- 母乳を搾乳→冷凍→保冷バッグにセット
- 保冷バッグは常に同じ位置に収納
- 病院での面会が終わったらご褒美でカフェで1杯
「今日はこのコース」と決めておくと、気持ちもブレにくくなります。
⑧【荷物管理】通院バッグは“搾乳セット専用”で用意
NICUに届けるためのバッグは専用で1つ用意しておくとラクです。
おすすめセット内容:
- 搾乳パック(搾乳パックをまとめてジップロックに整理していました)
- 保冷バッグ+保冷剤
- 搾乳器(面会時に搾乳できる場合)
- 清潔なタオル(病院で基本は貸してくれました)
- ニップルカバー(病院で基本は貸してくれました)
- 母乳保存容器(病院で基本は貸してくれました)
忘れ物防止にもなりますし、毎日の準備がほんの少し楽になります。
⑨【家族との連携】“手伝ってほしいこと”を見える化
「手伝ってほしい」と思っても、具体的に何を頼めばいいか分からない…。
そんなときは、「To Doリスト化」するのが最強。
- 保冷剤を凍らせておいて
- 搾乳後の器具を洗って
- 母乳をバッグに詰めて
- 保冷バックを持って
など、「これをやってくれると助かる」としっかりと伝えることで、夫も家族も動きやすくなりました。伝えないと相手もわからないし、遠慮せず甘えてみることも必要だと感じました。
⑩【退院準備】“いつか来る日”に備えて、少しずつ準備
NICUの入院が長引くと、退院が急に決まることも。
焦らないために、少しずつでいいので自宅の準備をしておくと安心です。
- ベビーベッドやおむつ、衣類の整理
- 夜間授乳スペースの確保
- 赤ちゃんとの暮らしの動線をイメトレ
「退院できたら、こんなことしてあげたいな」と考えることが、心の支えにもなりました。可愛い服を買って待つのも、楽しみの一つでした。
【まとめ】NICUは過酷。でも、ひとつずつ乗り越えられる
毎日のNICU通いは、体も心も消耗する日々でした。
でも、搾乳器や保存容器、スケジュール管理、そして家族との連携など、ひとつひとつ工夫を重ねることで、前に進めました。
大切なのは、「がんばりすぎない」「頼る」「続けられる範囲でやる」こと。
この記事が、今NICUで頑張っているママ・パパの少しでも支えになりますように。
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