【生後5・6ヶ月】早産児の成長記録|発達の様子と修正月齢3〜4ヶ月でのリアルな悩み(体験談)
「NICUを退院して数ヶ月。毎日、体重計とにらめっこしたり、『これって修正月齢で見てどうなの?』と不安になったりしていませんか?」
生後5〜6ヶ月(修正月齢3〜4ヶ月)は、首がすわり、寝返りが始まり、赤ちゃんの成長を実感できる一方で、周囲の成長と比べてしまい、焦りを感じやすい時期ですよね。
この記事は、32週で生まれたわが子が実月齢5〜6ヶ月(修正月齢3〜4ヶ月)を迎えた際の成長記録です。特に「運動発達の進捗」や「共働き夫婦が実践したタイパ生活の工夫」について、私たちのリアルな実体験を赤裸々にご紹介します。
「早産児の成長はゆっくりで大丈夫」と頭ではわかっていても、不安になるのが親心。この記事を読めば、この時期に起こる発達のリアルな様子や、わが家で実践した不安解消法がわかります。他のNICU卒業ママの体験談が、きっとあなたを安心させてくれるはずです。
もくじ
- 1.体の発達・運動面:修正月齢との向き合い方
- 1-1. 実月齢4ヶ月中旬!「首すわり」は早産児ならではのゆらぎがあった
- 1-2. 股関節が固い?早産児が整形外科でチェックを受けることの重要性
- 1-3. 体幹を鍛える!実月齢5ヶ月で始めた「WARAリズム」と「うつ伏せ練習」
- 1-4. 初寝返りの瞬間:実月齢6ヶ月前半!ただし最初は片方だけでした
- 2.知的な発達と遊び:喃語が少なくても大丈夫?
- 2-1. 「泣き声以外」の音!実月齢4ヶ月中旬に声を出して笑った時の感動
- 2-2. 目覚ましい成長!手遊びの始まり(指すい・掴む・なめる)
- 2-3. 【わが家の知育】体幹と遊びを両立!おすすめおもちゃは「小さめビーチボール」
- 2-4. 喃語が少ない…早産児の「言葉の発達」で親が意識すべきこと
- 3.生活と授乳:共働き夫婦のタイパ育児ハック
- 3-1. 【離乳食に向けた準備】母乳からミルクへ切り替えるためのステップ
- 3-2. 【共働き必見】夜のルーティーンは効率重視の「役割分担」を徹底
- 3-3. 健康管理のライフハック:乳児湿疹は「オンライン診療」が共働き家庭におすすめ
- 3-4. 首すわり後の生活激変!抱っこ紐・ベビーカーでのストレスが激減
- 4.親のメンタル:「小さいね」に敏感になる時期の乗り越え方
- 4-1. 焦らない!夫婦で共有した「ゆっくり着実に育てばいい」という合言葉4-2. 「気になることは気軽に話す」夫婦間のコミュニケーションルール4-3. 「親バカ上等!」比較しそうになった時に試してほしい魔法の言葉4-4. 小児科医の言葉で安心する!健診・フォローアップでの質問リスト
- 5.まとめ:生後5・6ヶ月は成長の土台固めの時期!
1. 体の発達・運動面:修正月齢との向き合い方
この時期は、首すわりや寝返りなど、赤ちゃんの運動機能が目覚ましく発達する時期です。頭が大きくなりがちな早産児ならではの悩みもありましたが、わが家の成長記録をご紹介します。
1-1. 実月齢4ヶ月中旬!「首すわり」は早産児ならではのゆらぎがあった
生後3〜4ヶ月健診で、「おおよそ首が座っている」と先生から教えてもらったのが実月齢4ヶ月中旬でした。
しかし正直なところ、健診で太鼓判を押されても、まだ頭が大きめなこともあり(早産児あるあるですよね!)、抱っこしているとフラフラすることが多く、「本当に座っているのかな?」と不安になる日もありました。
ポイント: 健診結果に一喜一憂せず、「早産児は、少しゆらぎがあっても大丈夫」という気持ちで、焦らず見守ることが大切だと感じました。また、気になることは、どんなに当たり前のことでも、ネットで調べたらわかるようなことでも、恥ずかしがらず、病院の先生に聞くことで、改めて説明がしてもらえて安心しました!
1-2. 股関節が固い?早産児が整形外科でチェックを受けることの重要性
首すわりと同時に気になったのが、股関節の様子です。
わが子の場合、実月齢4ヶ月中旬に小児科の整形外科で見てもらったところ、男の子ということも相まって股関節が固めであると指摘されましたが、幸い脱臼もなく「良好」という診断でした。念の為、首周りもチェックしてもらえたので安心感が増しました。
基本的には、乳児検診で確認してもらえると思いますが、健診以外でも、気になることがあれば専門医に相談する機会を設けることで、親の不安は大きく解消されると実感しました!
1-3. 体幹を鍛える!実月齢5ヶ月で始めた「WARAリズム」と「うつ伏せ練習」
実月齢5ヶ月前半から、知り合いを通じて「WARAリズム」という、わらべうたとリズム体操を組み合わせた遊びを体験し、体幹を鍛え始めました。
先生からは「うつ伏せにすればするほど、発達には良い」と教わりましたが、わが子の場合は頭が重いため、一度に長時間行うのは難しかったです。
そこで、休憩を挟みながら少しずつ行うという工夫を取り入れました。遊びの時間にうつ伏せの練習を組み込むことで、無理なく発達を促すことができたと感じています。
1-4. 初寝返りの瞬間:実月齢6ヶ月前半!ただし最初は片方だけでした
記念すべき初めての寝返りは実月齢6ヶ月前半でした!
偶然かもしれませんが、最初はいつも決まった片方にばかり寝返りをするという状態でした。他の子の「ころん!」という豪快な寝返りの動画と比べて、少し心配にもなりましたが、先生からは「まずは片方だけでもOK」とアドバイスをもらいました。
その後、寝返り&寝返り返りをしっかりとマスターしたのは、初めての寝返りから1ヶ月半後の7ヶ月前半でした。寝返りのペースは個人差が大きいので、焦らずに。
2. 知的な発達と遊び:喃語が少なくても大丈夫?
運動面の発達だけでなく、この時期は視線や声への反応など、知的な成長も感じられる時期でした。
2-1. 「泣き声以外」の音!実月齢4ヶ月中旬に声を出して笑った時の感動
NICUで過ごした期間が長かったこともあり、なかなか泣き声以外の声を聞く機会が少なかったので、実月齢4ヶ月中旬に、初めて「声を出して笑った」時は、本当に感動しました。
この小さな喜びが、親の心のエネルギーになります。「あやす」反応も増えてくるので、親子のコミュニケーションが格段に楽しくなりました!ママだけではなく、パパもこの頃から、「あやす」反応が増えることによって愛情が増えていったと振り返っていました。
2-2. 目覚ましい成長!手遊びの始まり(指すい・掴む・なめる)
手の機能の発達も目覚ましく、赤ちゃんが自分の体を発見する様子は興味深かったです。
- 実月齢4ヶ月後半:右手を見つけてよく舐めるようになった。ガーゼを掴んで遊ぶようになった。
- 実月齢5ヶ月前半:両手でタオルを持って引っ張るようになった。指すいも始まった。
「口に持っていく」「指をしゃぶる」という行動は、「食べる準備」や「自己探索」につながる大切なサイン。うちの子はなかなか左手を見つけられなかったようですが、気長に見守っていました。指吸いは癖になるから、、、というネット記事もよく見ますが、私たちは指先や口の中の感覚がたのしいのかな?ということで見守ることにしました。
2-3. 【わが家の知育】体幹と遊びを両立!おすすめおもちゃは「小さめビーチボール」
遠くのものに手を伸ばすようになった実月齢6ヶ月前半の頃、わが家では「小さめのビーチボール」をおすすめのおもちゃとして取り入れました。中に鈴が入ったビーチボールを探していたのですが、なかなかなく。。。
ビーチボールの空気きを半分くらい抜いて、赤ちゃんでも掴めるようにし、両手・両足を使って掴んだり持ったりすることで、楽しんで遊べるようでした。体幹も鍛えられているだろうし、体を左右に揺らして、寝返りの練習にもなってよかったです。
この時期は遊びを通して発達を促すことが大切だと聞き、身近にある安全なもので遊ばせてみようと思いました。
2-4. 喃語が少ない…早産児の「言葉の発達」で親が意識すべきこと
「喃語が少ないのがとても気になった」というのは、正直な気持ちでした。(8ヶ月になった今でも少し気になっています)周りの同じ月齢の子と比べてしまい、「この子の言葉の発達は大丈夫だろうか?」と心配になることも。
早産児の場合、言葉の発達も修正月齢でゆっくりと見守ることが基本です。親が焦らず、たくさん声をかけたり歌を歌ってあげたりする親子のコミュニケーションが何よりも大切だと、先生からのアドバイスで安心しました。
3. 生活と授乳:共働き夫婦のタイパ育児ハック
首が座ると、育児のストレスが軽減され、共働き夫婦のライフハックが効きやすくなります。この時期に特に効果があった工夫をご紹介します。
3-1. 【離乳食に向けた準備】母乳からミルクへ切り替えるためのステップ
この時期、わが家では今後の離乳食開始も見据え、授乳の仕方を見直しました。
離乳食開始後の時間効率を考えると、母乳からミルクへの切り替えが望ましいと判断し、少しずつ母乳の後にミルクを足していく方法に切り替えました。これは、「母乳にこだわる」という精神的な負担を減らし、夫婦で授乳分担をしやすいミルク中心の生活に移行するための大切なステップでした。
3-2. 【共働き必見】夜のルーティーンは効率重視の「役割分担」を徹底
共働き夫婦にとって、夜の時間はまさに時間との勝負です。わが家では、夜のルーティーン(お風呂・授乳・薬・寝かしつけ)をパパとママで明確に分担し、「より効率重視のやり方」を常に模索しました。
このように分業することで、お互いの時間を確保しやすくなり、タイパ育児が実現できました。
役割分担の例:
- パパ:お風呂担当、着替え・薬&ミルク担当、寝かしつけ担当
- ママ:のんびりとしてパパに甘える担当(タイミングを見て交代交代で)
3-3. 健康管理のライフハック:乳児湿疹は「オンライン診療」が共働き家庭におすすめ
実月齢4ヶ月後半に乳児湿疹が始まりました。すぐにケアしてあげたいけれど、「病院の待ち時間が長い」「逆に風邪を移されたらどうしよう」と悩むのが親心ですよね。
そこでわが家が活用したのが、オンライン診療です。
私は「あんよ」というサービスを利用しましたが、予約・診察から薬の受け取りまで非常にスムーズでした。おかげで、ステロイドと保湿剤を早めに使ってケアしたところ、すぐに治り、熱なども出さずに乗り切ることができました。
共働き夫婦にとって、病院の待ち時間と感染リスクをカットできるオンライン診療は、まさに時間効率(タイパ)の強い味方です。症状が軽いものなのはオンライン診断で薬を処方してもらおうと思いました。
3-4. 首すわり後の生活激変!抱っこ紐・ベビーカーでのストレスが激減
首が座ると、お出かけに関するストレスが一気に激減しました。
抱っこ紐に入れるのがとても楽になり、歩いているときに首がぐらつかないので、両手を開けて行動できるようになりました。
ベビーカーでも、首すわり前は田舎のガタガタ道を通るのがとても心配でしたが、首座り後はある程度の段差や振動も気にせずに通れるようになり、夫婦での行動範囲も格段に広がったことを実感しています。
4. 親のメンタル:「小さいね」に敏感になる時期の乗り越え方
この時期は、他の赤ちゃんとの接触が増え、どうしても比較してしまいがちです。親の不安を解消するために、私たち夫婦が実践したルールをご紹介します。
4-1. 焦らない!夫婦で共有した「ゆっくり着実に育てばいい」という合言葉
共働きなので仕事や家事のタイパは追求しますが、子育てのペースは追求しないと夫婦でお互いに確認しあいました。
「小さく生まれたけれど、ゆっくり着実に育てばいいんだ」という考え方を常に夫婦で共有することで、周りの成長スピードに惑わされずに済みました。
4-2. 「気になることは気軽に話す」夫婦間のコミュニケーションルール
育児は不安になりやすいからこそ、夫婦間でのコミュニケーションが非常に大切です。
わが家では、子供の成長や育児について少しでも気になることがあれば、どんな小さなことでも気軽に話し合うというルールを決めました。どちらかが不安を抱え込むのを防ぐ、大切な仕組みかなと思います。
4-3. 「親バカ上等!」比較しそうになった時に試してほしい魔法の言葉
他の赤ちゃんを見て比べてしまいそうになった時、私たちは魔法の言葉を使うことにしました。
「うちの子はいつまでもべびたんで小さくて可愛い」と思うことにする、というルールです。
そして、「親バカかもしれないけど、やっぱりうちの子が一番可愛いね」とお互いに声に出して言い合うことで、ポジティブな気持ちに切り替えることができました。不安になったら、この魔法をぜひ試してみてください。
4-4. 小児科医の言葉で安心する!健診・フォローアップでの質問リスト
不安は抱え込まず、健診やフォローアップ外来の機会を積極的に活用しましょう。
私たちも、修正月齢に基づいた発達の様子や、今後の成長の見通しについて具体的に質問することで、専門医からの安心感のある言葉をもらい、次のステップへ進む活力を得ることができました。
5. まとめ:生後5・6ヶ月は成長の土台固めの時期!
早産児にとって、実月齢5〜6ヶ月(修正月齢3〜4ヶ月)は、首がすわり、手足がよく動き、今後の発達の土台を固める大切な時期です。
体重の増加ペースや寝返りの時期など、気になることはたくさんあるかと思いますが、「修正月齢」という考え方を軸に、夫婦で協力し合い、一歩一歩の成長を楽しみましょう。うちは修正月齢よりも少し発達が遅れているように思いますが、のんびりと子どもの成長を楽しもうと思います。
今まさに同じ時期を迎えている NICU 卒業ママの安心につながることを願います!
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